基礎知識

ノートピラミッドとは?トップ・ミドル・ラストの見方

香水の香りは、つけてから時間がたつにつれて変わっていきます。この変化を3段に分けて示したものを「ノートピラミッド」と呼び、商品の説明やレビューによく書かれています。読み方が分かると、買う前に香りの続き方や変わり方の見当がつき、香水選びで失敗しにくくなります。

01

ノートピラミッドの3段階

ノートは、香料の揮発しやすさの違いによって分かれる3段階の香りを指します。

  • トップノート(Top Note): 付けてから5〜15分。最初に香る、軽く華やかな香料
  • ミドルノート(Middle / Heart Note): 15分〜3時間。香水の中心になる香りで、フローラル系など
  • ラストノート(Last / Base Note): 3時間以降。最後まで残る、深く重い香料

メモ香水を試すときはトップノートだけで決めず、つけた直後、15分後、1時間後の3段階で香りを確かめます。

02

トップノート:つけた直後の香り

つけた直後に香る、華やかで軽い香りです。揮発しやすく、5〜15分で消えます。

よく使われる香料は、シトラス(ベルガモット、レモン、グレープフルーツ)、グリーン(バジル、ミント)、フレッシュフルーツ(りんご、ラズベリー)などです。

店頭でテスターを試して「好きな香り」と感じるのは、主にトップノートの印象です。そのあとの香りは変わるので、少し時間をおいてから判断します。

03

ミドルノート:香水の中心になる香り

つけて15分後から3時間ほど続く香りで、その香水の特徴を決めるノートです。ハートノートとも呼ばれます。

よく使われる香料は、フローラル(ローズ、ジャスミン、ピオニー、ミュゲ)、スパイス(カルダモン、ピンクペッパー)、フルーツ(ピーチ、プラム)などです。

香水のレビューで「○○系」と書かれているのは、ほとんどがミドルノートの特徴を指しています。

04

ラストノート:最後まで残る香り

つけて3時間以降から一日中残る、深く重い香りです。香水の持続時間を支えています。

よく使われる香料は、ウッディ(サンダルウッド、シダー、ベチバー)、アンバー、ムスク、パチュリ、バニラ、レザーなどです。

肌に残って一日の終わりまで香るので、周りの人が「その人の香り」として覚えるのは、ラストノートであることが多いです。

05

ピラミッドを読むときの3つのポイント

店頭や通販サイト、レビューに書かれているノートピラミッドは、次の点に注目して読みます。

01

ラストノートを確認する

一日中香るので、ここが好みに合うかを見る

02

ミドルの香料名で系統を判断する

ローズが多い→フローラル系、ウードがある→オリエンタル系

03

肌につけて1時間後の香りで決める

つけた直後の印象だけでは判断できない

06

重視したい段階別の選び方

どの段階の香りを重視するかで、向いている香水の傾向が変わります。

  • つけた直後の印象を重視→ シトラス系(ジョーマローン ライム バジル&マンダリン)
  • 時間による変化を楽しみたい→ フローラル×ウッディ(メゾン マルジェラ レプリカ)
  • 残り香を重視→ オリエンタル・ウッディ(トム フォード ウード ウッド)
  • 香りの変化が少ないものがいい→ ムスク中心(SHIRO ホワイトティー)

よくある質問

全ての香水がピラミッド構造ですか?

ニッチフレグランスの一部には、『リニア香水』と呼ばれる、つけた直後から香りがほとんど変わらない香水もあります。『ル ラボ サンタル 33』などが代表的です。

どこでノートピラミッドが分かりますか?

香水の公式サイト、Fragrantica(香水の情報サイト)、Amazonや楽天の商品説明に書かれていることが多いです。

トップノートが好みに合わない場合、ミドル・ラストも合わない?

必ずしもそうではありません。シトラス系のトップノートが苦手でも、ミドル以降のローズやウッドが好みなら気に入ることがあります。15分ほど待ってから判断してください。

一つの香水で一日中同じ香りはしない?

しません。多くの香水は、時間とともに段階的に香りが変わります。そのため、同じ香水でも時間帯によって違う香り方になります。

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