香水は、時・場所・場合(TPO)に合わせて選ぶと、周りに受け入れられやすくなります。場面に合わない香りは「香害」と受け取られ、印象を悪くすることもあります。この記事では、場面ごとに合う香りの系統と避けたい系統、具体的な商品例をまとめました。
01
TPOを考えるときの2つの基準:広がり方と香りの系統
香水のTPOは、主に次の2つで考えます。
① 広がり方(シリアージュ): 香りが周りにどのくらい広がるかです。狭い部屋や人との距離が近い場面では控えめにします。
② 香りの系統: その場面に合う系統かどうかです。パーティーに朝向きのシトラスでは弱く、オフィスに重いオリエンタルでは強すぎます。
02
オフィス・仕事:清潔感があり、控えめな香り
会議室やエレベーターは狭く、人との距離も近くなります。周りがほとんど気づかない程度の香り方が向いています。
- 向く系統
- クリーンムスク、シトラスコロン、ホワイトティー、軽いフローラル
- 避けたい系統
- 重いオリエンタル、濃いウード、強いスイート、重いバニラ
- 商品の例
- SHIRO ホワイトティー、ジョーマローン ライム バジル、BYREDO ブランシュ
- プッシュ
- 1プッシュのみ、腰または膝裏
メモ医療・飲食・接客業では、香水を禁止している職場も多くあります。事前に職場の規則を確認してください。
03
デート・プライベート:近づいたときに香る程度に
相手との距離が近い場面です。近づいたときにほのかに香るくらいの量が向いています。
- 向く系統
- フローラル、ソフトオリエンタル、ピオニー、バニラ、ムスク
- 避けたい系統
- 強すぎるグルマン、スパイシーすぎるパチュリ
- 商品の例
- ミス ディオール ブルーミング ブーケ、ランコム ラヴィエベル、メゾン マルジェラ バイ ザ ファイヤープレイス
- プッシュ
- 首筋と手首に1プッシュずつ
04
フォーマル・式典:上品で控えめな香り
結婚式や式典では、控えめで上品な香りを選びます。香りが強いと、主役の人よりも目立ってしまいます。
- 向く系統
- 上品なローズ、淡いフローラル、控えめなアイリス
- 避けたい系統
- 濃いオリエンタル、スパイシー、強いトロピカル
- 商品の例
- クロエ オードパルファム、ジョーマローン ピオニー&ブラッシュスエード
- プッシュ
- ジャケットの内側に1プッシュ
05
パーティー・夜の外出:はっきり香る香りも使える
ライブやクラブ、ラウンジなど、にぎやかで人の多い場所では、はっきり香る香水も使えます。
- 向く系統
- ウード、レザー、バニラ×ウッディ、スパイシー
- 注意したい場面
- 夕食会では強くなりすぎないよう量を減らす
- 商品の例
- トム フォード ウード ウッド、ヴェルサーチ エロス、メゾン マルジェラ レプリカ ジャズ クラブ
- プッシュ
- 胸元と髪の内側で2〜3プッシュ
06
スポーツ・アクティブ:軽く爽やかな香り
汗をかく場面では、軽いオーデコロンが向いています。濃度の高い香水は汗と混ざって逆効果になります。
- 向く系統
- シトラスコロン、マリン系、フレッシュハーバル
- 避けたい系統
- EDP以上の濃度、甘い系統(汗と混ざると不快な匂いになる)
- 商品の例
- シャネル アリュール オム スポーツ、4711 オリジナル
- プッシュ
- シャワー後に軽く1プッシュ
07
季節でも変える
場面のほかに、季節によっても合う香りが変わります。
- 春
- フローラル、グリーン(桜・ミュゲ・スズラン)
- 夏
- シトラス、アクアティック、マリン(軽めにする)
- 秋
- ウッディ、スパイシー、アンバー(少し重めにする)
- 冬
- オリエンタル、バニラ、レザー(重い香りも使える)